当社の創業者・佐伯弘の父、佐伯梅治氏は、総務省（旧逓信省）に勤務した後、炭鉱業界へと転身し、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　麻生商店（現・麻生グループ）の発展に大きく貢献した人物です。

当時、石炭業界は採掘に偏り、販売や品質面で多くの課題を抱えていました。
梅治氏はこの状況を改善するため、石炭の「水洗い」など品質向上策を提案し、麻生炭の評価を飛躍的に高めました。
この改革が麻生商店の販路拡大と信頼確立につながり、大阪に「佐伯商店」という看板を掲げ、後の発展の礎を築いたのです。

誠実で先見性ある梅治氏の姿勢は、当社の「改革と信頼」の精神にも通じるものがあります。
その志は、今も私たちの企業文化の原点として生き続けています。

出展：麻生グループ『麻生百年史』より