COLUMNコラム

4.保守および点検 – 転がり軸受の取扱いと保守管理

軸受取付け後のチェック(回転検査)

軸受取付け後のチェック

聴診器をハウジングに当て回転音を確認

振動診断器にて加速度、速度、変位を測定して変化がないかを調べ保存する
最大40mまでワイヤレス測定可能

円筒ころに多い“きしり音”について

きしり音(外輪ところの間で起こっている。)
・金属性の音 → “キュルキュル”

特徴
・円筒ころ(NUタイプ)で発生
・グリース潤滑の場合。油潤滑では無い

対策
・残留すきまを出来るだけ小さくする
・対策軸受の使用(ただし、万全ではない)

保守および点検

1)軸受本来の性能を良好な状態で、長く維持するためには、保守・管理を行う。
事故の未然防止、早期発見

2)具体的な運転状態での点検は、
①軸受回転音
②軸受温度
③軸受の振動 など

 

軸受の点検と判定 再使用不可損傷①

欠け 円すい内輪

フレーキング(はくり)① 深玉内輪

割れ 複列円すい外輪

フレーキング(はくり)② 球面内輪

軸受の点検と判定 再使用不可損傷②

かじり 球面ころ単体

さび 円筒ころ外輪

圧痕 深玉内輪

クリープ 球面ころ内輪

 

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